小説:PANGYA BLOGGER

PANGYA BLOGGER①

 休止のお知らせ

 突然ですがしばらくブログを休止します。

 仕事が忙しく更新する余裕がなくなってしまいました。

 パンヤにもあまりinできないと思います。

 でもそのうち戻ってくるのでまた遊んでくださいね☆

僕はマウスの手を止めて、その記事を3度読み返した。

膝の上の愛猫ラララが、うなるようにラララと鳴いた。

"セシリアとクローバー"

セシクロの愛称で馴染まれているそのブログは

日常の出来事を綴る一般的なパンヤ日記だった。

管理人は"レイン"さん。

プロフィールには20代女性と書かれている。

整然として読みやすい文章。高い更新頻度。

常に用意されているキリ番特典。季節に合わせたテンプレート。

サービス精神が旺盛で、いつアクセスしてもトピックがある。

レスポンスが早くて丁寧なので固定ファンも多い。

コメント欄はいつでも咲きほころぶ満天星のような賑わいとなった。

僕もネットに接続するたびに彼女のブログにアクセスしていたし、

気になる記事があるとコメントを残し気持ちのよい返事を受けていた。

休止・・・

すでに多くの常連客が泣き顔の顔文字入りでコメントを注いでいる。

実際、仕事が忙しくブログどころではないのだろう。

今までブログに相当な労力を割いていたのだと容易に推察できた。

少し寂しい気持ちになったが「そのうち戻ってくる」と書いているし、

運が良ければパンヤ島で会うこともあるだろう。

 お仕事がんばってください。いつまでも復帰を待っています。

そうコメントを残したけれど、返事は返ってこないかもしれない。

擦り寄るラララを撫でながら、僕は何となくため息をついた。

しかし、その休止宣言から2日後―

セシクロは何事もなかったように再開された。

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