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セルフに恋して④

不定気連載ブログ小説。①からどうぞ(*^.^*)

セルフに恋して

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僕 : ’僕はいつかうっかり玉子さんを超えたいと思っているんだ!’

放置露天中のうっかり玉子さん。

この誤爆を見ていないことを願う。

でも・・・多くの住人が目撃したことだろう。

☆きらら☆> : ’その気持ち、素敵だと思います^^’

擁護するように笑顔をつくる黒髪のエリカ。

そのやさしさに救われる。

コーヒーを含んで一息。カメラをまわして、

彼女が着ているどピンクパーカーを大写しにする。

心を撫でるようなpink。

陰影すら美しいパーカー。

同じ原本から作られた服なのに・・・

彼の服は輝いている。生きている。

本当に彼の作品を超えられるのか。

重みを増すコーヒーカップ。

僕の指に重く沈む。

☆きらら☆> : ’玉子さんの作品はね’

☆きらら☆> : ’実際お店に並んでいても「着たいな」と思える服なの’

僕の迷いを察したかのようにささやく彼女。

なるほど、実際に着用している女性がいてもおかしくない。

(胸を強調しているシリーズはともかくとして)

☆きらら☆> : ’あなたのセルフ、色はとてもキレイだけど・・・’

すこし間があった。

☆きらら☆> : ’リアリティが薄いと思います’

手厳しいけど、正しい。

写真や想像を繋ぎ合わせて描いている僕の服。

ゲームの衣装にリアリティなんて意識していなかった。

見た目が全てだと思っていた。

☆きらら☆> : ’色も見た目も大事。でもそれ以上に’

☆きらら☆> : ’服の構造や質感がしっかりしているセルフに’

☆きらら☆> : ’私は惹かれてしまいます(*^_^*)’

賑わう休日のアウトレットモール。

カップル、親子、女の子同士のネールピンクの波の中、

男一人で訪れた僕はちょっとあやしい。

鶯色のニットキャップを目深に被る。

リアリティを出すため、本物をよく見よう。

"彼女へのプレゼント選び"を装って入店。

真剣に選別している女性客の合間を縫って服を見ることにした。

デザインや配色を深く見つめる。

生地を撫でて感触を手に残す。

構造を頭に叩き込む。

いろいろなことがわかってくる。

素材によって影の深さが違うこと。

服は単色ではないこと。

光の三原色を意識する必要があること。

更に気づいた。

ブランドには絶対に譲れない拘りがある。

配色、デザイン、マークの配置。

定められているものがある。

決して自由に創られているのではない。

"ブランド"という枠の中で著しい個性を染め出している。

ブランドは、枠があるから光るのだ。

セルフの不自由な原本は・・・枠なのだ。

何かが見えた気がした。

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コメント

応援するよ!
ぜひ、ぜひ、超えてください。

次回の作品が楽しみです。

投稿: absurdfool | 2010年6月 6日 (日) 02時17分

あ うん フィクションだよね、わかってるウン
何か見えちゃったんだよね・・・

で ソワカちゃんかよ!ww
どこの境地に到達しちゃったんだろう・・w

投稿: saki | 2010年6月 6日 (日) 06時21分

>あぶさ
"僕"を応援してあげてね~
わしはあんまり深いこと考えてないので
真似できません(笑

>sakiさ
そそ、彼には何かが見えたんです。
ソワカちゃん関係なさすぎ(゚ー゚;
わしには何も見えんよ(笑

投稿: はるれい | 2010年6月 6日 (日) 12時42分

彼の中で何が見えたんだろう・・w
売ろうと思って作るとセルフって難しそうですね~

自己満足な私には無縁な世界!

投稿: ゆりな | 2010年6月 6日 (日) 16時45分

>ゆりなさ
自己満足が一番いいよね~
基本的にみんな自己満足なんだと思う。
ただその方向が一般的かマニアックかの違い(笑

投稿: はるれい | 2010年6月 6日 (日) 21時48分

とっても深いお話ですわ!


私はあんま気にしないで自分が着たいと思うやつを作ってるだけなので真似できませんわ~( ´・ω・`)

投稿: momi | 2010年6月 7日 (月) 22時37分

>momiさ
いやーそれでいいと思うお(o^-^o)
わしもそうだし(笑

投稿: はるれい | 2010年6月 7日 (月) 23時06分

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